バーベキューが作ってくれる家族の思い出

桜が咲いて、さあ、春です。

食卓の主役もお鍋から焼肉へバトンタッチ。
ジュージュー焼いて、ガッツリ食べて、スタミナつけたいですよね。
同じ焼肉でも、食べ方によって大きな差があります。

1. 外でバーベキューコンロを用意し、ワイワイ食べる
2. 家の中でホットプレートで焼いて食べる
3. 焼き肉スペシャルの弁当を買ってきて食べる

これはもう、あえて答えがいらないほど、
日本人にとってバーベキューはアウトドアの定番になっています。
お手軽だし、おいしいし、しかも安上がり。
食べ盛りの子供さんを抱える家庭では、これは大きなポイントです。

わが家でも年に何回か家の庭でBBQをしますが、
大学進学で娘が家を離れ、高校生の息子だけになってしまってからは、
もっぱら2.の「家の中でホットプレートで焼いて食べる」が主流になっています。

中学生の頃の息子は炭火のおこし方をお父さんに教えてもらって、火おこしは手慣れたもの。
「肉をたらふく食う」という重要な目標のため、文句も言わず手伝いをしていました。
娘は炭火の準備がすむ頃に、虫除けスプレーを腕や足にふりかけてから、
食材や紙皿などを外に運ぶ係。

肉を焼きだすと、そのいい匂いに耐え切れず、テーブルの周りをグルグル回る犬にも、
ちょっぴりおすそ分け。
「ほーら、焼けたぞー、しっかり食えよー」
焼く係はいつもお父さん。
1,2,3本・・・発泡酒の缶の本数も、いつもより多くなります。

細身の息子は、いったいどこに食べた物が入っていくのかと思うほど、
食べる、食べる、食べる・・・・・・・
これが焼き肉屋さんだったら・・・と思うと、会計が気になってドキドキするところです。

小さな家庭菜園で採れたナスや、ご近所にいただいたタマネギなども一緒に焼いたり、
サニーレタスで肉を包んで食べたり。
おにぎりを網に乗せて焼きおにぎりになるのをじっくり待つのも楽しい。
余ったおつまみも焼いてしまおうと、ふと思い立ってチーズタラを焼いてみたら、
これがみんなのやみつきに。
チーズがすぐ溶けるので、「早く早く!」 「あー、こげちゃったー」と言いながら、
毎回の定番になっていました。

ひと通り食べ終えると、学校や部活、将来のことなど、
普段の食卓ではしないような話も出てきて・・・・・
こっそり買っておいた花火を持って行くと、いっちょまえに「え~、まだ花火なんてすんの~」
なんて言いつつ、けっこう楽しげにしていたり。

ひと息ついて夜空を見上げた時、
「家族でこうやってBBQができるのは、あと何回あるのかなあ・・・」
と、ふと思ったのを思い出します。

進学や就職で親元を離れていく時が、あっという間にくるんだろうな。

そう思ってから数年しかたっていないのに、
家族みんなで外でBBQする機会は確実に少なくなりました。

子供たちが幼い頃は全く思わなかったのですが、
年頃になった今振り返ってみると、
当たり前のように家族と過ごしていた時間が、実はとっても大切だったと気がつきます。

夜の空気。澄んだ星空。
家族でワイワイとBBQを楽しんだ思い出が、子供の成長を支えてくれるのかな。
「肉をたらふく食った」という、満腹の思い出と一緒に。

笑って、泣いて、怒って、怒られて、喧嘩して、そしてまた笑って。
あっという間に過ぎてしまう家族の時間を大切にしながら。
大人たちも、それを自分の支えにしながら。

バーベキューが作ってくれる家族の思い出を、大切にしたいですね。

■コテージの休日はこれが定番。アウトドアバーベキュー!
⇒ http://romanzelog.info/item/item03/


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