あなたも探してみませんか?歴史が息づく地名あれこれ【岡山市編】

■珍地名が教えてくれる意外な歴史

「ふじ、むつ、王林。へ~、べにたまだって」

チェックインなどの際、フロントにあるご案内図を見ながら、
りんごの名前のついたコテージの名前で最も間違えられるのが3番「紅玉」。
正しくは「こうぎょく」と読みますが、特に若い人にはそれほど馴染みがないようです。

1番「祝」も、「いわい」ではなく「しゅく」と間違われることがあります。
ちなみに、春に入試合格祝いに宿泊されたご家族連れのお客様で、
コテージが偶然にも「祝」だったので、「縁起が良い」ととても喜んでいただいたことがありました。

日常的にふれている人にとっては当たり前でも、
そうでない人にとっては珍しい読み方なのは、漢字の文化がある日本ならでは。

地名や人名に歴史が息づき、読み方が難しいのも味わいがあります。

岡山にも、「これは知らないと絶対に読めません」
というような珍しい地名や難解な地名
があり、
電話予約の際に思わず「へえ~~!」と心の中で感心してしまうような地名が意外にも多い。

読み方がわかると、「なぜそういう地名になったんだろう?」と、今度はその由来が気になり、
さらに「へえ~~!!」と感心。

市内に出た時に通るあの辺りはそんな由来があったのか~と、
いつもとは違う視点で街を眺めたり・・・

そこで!
岡山をあまりよく知らない人のために、
または岡山県民でもその由来を知らなかった人のために、
意外にも奥が深い岡山県内の珍しい地名をご紹介していきますね。

たくさんの「へえ~~!」があるように、楽しんでいただけたらうれしいです。

■城下町ならではの岡山市地名あれこれベスト8はこれ! え?あの大政奉還も?

【第8位】学南町(がくなんちょう)

複数の大学が集中する地区で学生が多いという印象ですが、
中でも国立岡山大学の南にあるということに由来しています。
高原の宿ロマンツェにも、毎年いくつもの岡大サークルの皆さんが合宿に来てくれています。
他にも、岡山理科大学のある「理大町」など、そのものズバリな地名もあります。
市内は路面電車が走り、市民の足として活躍しています。

【第7位】原尾島(はらおしま)

語尾を伸ばす特徴のある岡山弁だと、「ハロー島」に聞こえるというユニークな地名。
「こかー、はろーしまじゃがー」(ここは、はらおしまですよ)
と言われた外国人観光客が、Oh,Hello!と返したとか返さなかったとか。
もともとは2つの村が合併した際の合成地名ですが、
縄文、弥生時代の様子がわかる貴重な原尾島遺跡のある地区です。

【第6位】門田屋敷(かどたやしき)

元々は門田村という村でした。
藩主が池田光政になって武家屋敷などが多くなり、元々住んでいた農家は移転させられ、
武士の住宅が並ぶ辺りを門田屋敷というようになったそうです。

【第5位】中納言町(ちゅうなごんちょう)

岡山の城下町づくりに尽力した宇喜多秀家の官職名にちなんで名付けられた地名です。※
中納言というのはどのくらい位が高いのかというと、
「この印籠が目に入らぬか!」でおなじみの、あの水戸光圀公に匹敵するほどなんだそうですよ。(※諸説あり)
豊臣秀吉に目をかけられていた宇喜多秀家は、関ヶ原の戦いに破れ、八丈島へ流されたのが34歳の頃。
それから50年間、当時としてはとっても長生きして84歳で没。
スーパーご長寿な武将でした。

【第4位】宍甘(しじかい)

宇喜多家の家臣として活躍した宍甘太郎兵衛に由来する地名。
「猪飼い」が転じて宍甘となりました。(これは難解な・・・)
「宍」には肉の意味があるそうです。
兵庫県北部の宍粟市(しそうし)も同じ字を使っていますね。

【第3位】鉄(くろがね)

これも難解地名の上位、鉄と書いて「くろがね」と読みます。
その名の通り、かつてこの辺りから鉄が産出していたことに由来しています。
他にも、地名に「赤」や「丹」の字が入っていると、鉄に関係していることが多いそうです。

【第2位】四御神(しのごぜ)

これはまた由緒ありそうな・・・
奈良県の同名の神社を分霊した、1000年以上の歴史がある、
厚い信仰を集める大神(おおが)神社に関係する地名です。
祭神である三神に加え、五穀豊穣や子孫繁栄のご利益で知られる三穂津姫神を一緒に祭ったことから、大神神社四座となりました。
なにか思わず手を合わせてしまいたくなるような、ありがたみを感じる地名ですね。

【第1位】奉還町(ほうかんちょう)

1867年、15代将軍・徳川慶喜が征夷大将軍の資格を朝廷に返した大政奉還。
激動の時代、これを機に失職してしまう武士への手当である「奉還金」が支払われ、
そのお金を元手に商売を始めた人々で形成されたのが、
現在でも「奉還町商店街」として残っています。

岡山の歴史ある地名といえば・・・ということで、
この奉還町を選ばせていただきました。

・・・・・・・・・・・・
いかがでしたか?

日本史は暗記が多くて、実は得意科目ではありませんでしたが、
自分の住む岡山を知りたい!と思って調べてみると、意外にもおもしろいものです。
そしてその年代の背景を知るうち、誰でも聞いたことのあるような歴史上の人物が登場したり、
長~い紐で延々と結びついている歴史が次々と姿を現してくるから不思議。

この記事を書いている間も、色々なサイトを参照させていただきましたが、
浮かび上がる歴史につられ、ついつい横道にそれながら書いていました。

ああ~、こんな風に楽しみながら日本史を勉強できていたら、
高校時代はもっと優秀な成績を収められたかも・・・?

(先生の低い声が心地よくて、うつらうつらしながら授業聞いてたしなあ~・・)

もうすっかり大人になってしまった今、そんなこと思っても仕方ないから、
脳の老化防止のために、これからもこの地名シリーズは続けていきたいと思っています。

これまで知らなかった新しい「へえ~~!」を探して。

■夏休みはアウトドアと歴史探訪!お父さんもお母さんも子ども達と一緒に楽しんで。
⇒ https://romanzelog.info/koe/item20/


人気ブログランキングへ

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ