多島美を巡る瀬戸内クルーズと旬の下津井ダコで秋の満腹旅
実に久々の更新となります。
コロナ感染がようやく落ち着きを見せ始め、色々と我慢を強いられてきた反動もあり、
「どこかへ行きたい!」という思いがムズムズしている方も多いのではないでしょうか。
遠方へ足を伸ばす旅行ももちろん楽しいですが、近場であるがゆえに意外と知らない観光スポットが多々あるもの。
このブログでは、岡山県やその近隣県の「行ってよかった!スポット」を取り上げていきます。
岡山のコテージ「高原の宿ロマンツェ」のブログなので宿泊していただくのが一番ですが(笑)、
県内はもちろん近隣県から日帰りでも十分行けるおすすめコースとして、
時に個人的好みもちょっぴり(だいぶ?)交えながら「岡山深堀り旅」を紹介していきます。
1泊した方がゆっくりできるなーという方はどうぞ高原で宿泊を。
コテージでBBQを楽しんだ翌日に岡山観光する一石二鳥コース。
1日めいっぱい使っての日帰り満喫コース。
どちらも岡山の美しい風景やおいしい食べ物を楽しんで下さい。
※記事は車での移動を前提にしています。
【多島美を巡る瀬戸内クルーズと旬の下津井ダコで秋の満腹旅】
9:00 コテージをチェックアウトして出発
9:30 和気インターから広島方面へ
10:30 山陽自動車道経由して瀬戸中央自動車道 児島インターで下りる。
休憩入れても1時間でゆったり。
インターから約8分、「むかし下津井回船問屋」へ。
明治時代の回船問屋の建物を復元した資料館で当時の商家の様子を見学。
地元特産物の販売所や食事処もあり。
→倉敷市下津井1丁目7-23 TEL 086-479-7890 【休】火曜日・年末年始
県道からは瀬戸大橋の雄大な姿が。
鷲羽山ハイランドの前を通り、子供達がまだついてきてくれた年頃に遊びに来た思い出がよぎります。
成人した今となっては懐かしいばかり。
ゲートの前で記念撮影中のはしゃいだ中学生が微笑ましい。
11:30 下津井「ふく仙」で昼食
下津井港といえばタコが名産。
11月からはタコ漁が最盛期、秋から冬にかけての寒ダコは1年の内で最も身が締まり、
旨味が詰まっています。
前日に予約したところ、瀬戸大橋の見える窓際の席にしてくれていました。
タコしゃぶ、タコ飯、タコ刺、タコわさ、タコの唐揚げ、お吸い物などタコづくしの
「たこたこ御膳」(1人前2,800円)を注文。
ちょっと奮発したランチでしたが、噛みごたえがあるからかびっくりするほどお腹いっぱいに。
「唐揚げは熱い内にどうぞ」と店員さんも気さくに勧めてくれました。
店内には生簀(いけす)もある本格海鮮料理店で、繁盛店のようなので予約がお勧めです。
→倉敷市下津井田之浦2-8-39 TEL 086-479-9135 【休】水曜日
念願のタコづくしを堪能した後は県道を下り、瀬戸大橋を真下から眺めることができる
瀬戸大橋公園へ。
間近から見上げる橋は迫力満点。電車が通る時はゴゴゴーッ!と大音量です。
「おお!電車だ!」なぜか子供のようにうれしい。
車両と鉄道が走る二重構造の橋は世界最大級だそうで、すごいもの創ったなあ~!と
改めて驚きです。
12:30 児島観光港へ
「ふく仙」から約15分と近いので、途中展望台に立ち寄りながら海沿いの県道をドライブ。
鷲羽山という名前は字の通り、鷲が羽根を広げたような先端の尖った地形からというだけあって、羽根をなぞるようにぐるりと県道が続いています。
瀬戸大橋周遊観光船を前日に予約。
個人は予約なしでもいいようですが、乗客が3人以上でないと運行しないとのこと。
当方2人のため、すでに運行が決まっている便を予約しました。
強風など悪天候だと欠航もあるため注意。
港には文久3年(1863)に建てられたという旧野崎浜灯明台が。
かつて浜を出入りする船のため灯台の役目をしていたなんとも日本的な建造物です。
市の指定重要文化財。
13:00 出港
この日は少し雲が多かったですが、瀬戸大橋の真下をくぐり優美な多島美を満喫。
明治の昔に架橋を提唱した人がいたこと、
白鳥が羽根を広げたような美しい形の斜張橋、
瀬戸内海国立公園の景観をくずさないよう配慮された設計、1988年に開通するまでの工事。
橋にあるバス停からエレベーターが設置されており、
ループ橋を使っての島への車の乗り入れは島民のみという島があること。
船内の観光案内音声に「へえ~!」「ほお~!」の連発でした。
夕暮れや夜景を楽しむ時間帯のクルージングもあり。
期間限定なので直接お問い合わせを。
→児島観光港 TEL 086-473-6777 大人1,550円 子供780円
10:00 11:00 13:00 14:00 15:00※(15:00は運行日注意)
周遊は約45分 3名以上から運行 無料駐車場あり 【休】12/1~3/19の平日
14:00 旧野崎家住宅へ
観光港から車ですぐ近くの、国指定重要文化財。
由緒ある旧宅とか建築物が実は大好きなのですが、これまで見てきた旧宅の中でも最大級の広さ。
敷地約3,000坪、建物延床1,000坪、3つの茶室を含む実に23の建造物から成るお屋敷。
その室内には上がれませんが、中座敷から向座敷まで9つの座敷がどどーん!と連なる母屋には
ただただ驚嘆。
端まで42mの座敷って一体・・・
製塩業と新田開発で財を成した野崎武左衛門が江戸期に築いた民家。
塩作りの歴史を学べる展示館もあり、社会科見学の小学生も訪れていました。
稲垣吾郎さん主演の「金田一シリーズ」他、ドラマや映画のロケ地にもなっているそうです。
順路に沿って石垣のある通路を歩いていると庭を手入れする職員の方が。
「末広がりで縁起がいいからと、石垣を創った当時にこのお家の方が入れられたんですよ」
と、ひとつだけある瓦の形の石を指して教えてくれました。
これぞ現地ネタ。ラッキーでした。
→倉敷市児島味野1丁目11-19 TEL 086-472-2001 大人500円 小中学生300円 無料駐車場あり 【休】月曜日・年末年始
14:30 児島ジーンズストリートへ
お屋敷に「は~!」「え~!」と圧倒され興奮冷めやらず徒歩で隣接のストリートへ。
明治時代からの繊維の町、児島地区。国内初のジーンズ発祥の地。
商店街の活性化のため、「BIG JOHN」や「桃太郎JEANS」など児島産ジーンズメーカーが
約400mのストリートに40件ほど並んでいます。
平日に訪れたためか営業しているお店は多くはなかったですが、
土日祝日には自分だけの1着を求めて賑わうのでしょう。
→※各店舗の定休日、営業時間は直接お問い合わせ下さい。市営駐車場あり。
15:30 帰路へ(児島インターまで6分)
いかがでしたか?
一緒に岡山瀬戸内の旅をイメージして楽しんでいただけたら嬉しいです。
そして、「今度の休みにでも行ってみたいな~」と思って下さったらもっと嬉しいです。
行き当たりばったりの旅も楽しいですが、仕事柄出かけるのは平日になるため、
要予約だったり定休日だったりすることがしばしばあり、
「ああ、もっとよく調べておくんだった・・」と後悔することも。
予定を立てて予約できる所は予約して出掛けた今回は、効率よくあちこち観光できたな~という
印象です。
また今後も岡山の魅力を深堀りした旅をお届けしたいと思っています。