岡山弁「でーれー」の意味を知った時の衝撃。
【おもしろ岡山弁】「でーれー」
このカテゴリでは、岡山弁の奥深さを知っていただき、
岡山を身近に感じてもらえるようなコーナーにしたいな~と思っています。
県外の方が岡山と聞いて思い浮かべる上位は、
やっぱり「桃太郎」「きびだんご」でしょうか。
山陽新幹線も停まる岡山駅前には、岡山を代表するヒーロー、「桃太郎」が堂々と立っていますし。
実は私も県外出身者。
約20年前に岡山に来るまでは、この2つの言葉くらいしか思い浮かびませんでした。
なので、知っている岡山弁に至ってはゼロ。
全く予備知識のない状態で耳にする初めての岡山弁は、それはそれは衝撃(?)でした。
ある日、役場の職員の男性と電話で仕事の話をしていたところ、突然、
「そりゃあそうとオガワさん、でーれー申し訳ねんですが、
来週●●●を貸してやってくれんですかねえ」
「はっ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
一瞬、絶句。
言っていることの意味は「●●●を貸してほしい」だろうということはなんとなく通じたのですが、
その間の言葉の意味がまったくわからず・・・
「今の言葉の意味はいったい何ですか?」
と聞くわけにもいかず、その時は納得出来ないまま電話を切ったのですが、
あとでその「でーれー」の意味を知るところとなりました。
「えらい」 → 「大変な」
「どえらい」 → 「とっても大変な」
「どえらい」 → 「どえ~らい」 → 「どえ~れ~」 → 「でーれー」
・・・と、変化した言葉だったのだと知った時の驚き。
そして岡山弁の奥深さに感動すらしたものです。
電話の男性は、「大変申し訳ないのですが・・・」と言いたかったのですね。
同じ県内でも、地方や地域によって少しずつ言い方が変わるようですが、
それもまたおもしろい。
方言はふるさとそのものだといいます。
岡山弁を再発見!できるような記事を時々書いていきたいと思っていますが、
「そりゃあ、ちょっと違うよ」とか、
「こんなのもあるよ~」などなど、
本家・岡山ご出身の方のご意見ご指導などいただければとてもうれしいです。
(この記事は2013年11月28日に投稿したものです)