岡山弁で「●●●●がもれそう」は何と言う?
【おもしろ岡山弁】 「オシッコがはずむ」
タイトルに入れるのはちょっとためらわれたので●●●●でごまかしましたが、
今回の岡山弁は自然現象にまつわることばです。
オシッコがもれそうな大変な状況にあることを、
岡山では「オシッコがはずむ」といいます。
「ボールがはずむ」ようなイメージで、
「今にもはずむように出そうである」
という意味合いがあるようですね。
小さい子が我慢して我慢して足をモジモジさせているような時、
「オシッコがはずんどるんじゃろう。はよう行ってきなせえ」
というような使い方をします。
驚くべきことに、この「はずむ」が岡山弁だということをわからずにいる
岡山県民が意外に多いのだそうですよ。
「はずむ」は日本全国共通だと思っている人が多いのだとか。
お盆休みに都会から岡山へ帰省した一家。
たくさんのご馳走をいただきながら、なごやかに家族団らんのひと時。
ひざをこすりあわせている都会っ子の4才の孫にピンときたおばあちゃんが一言。
「あれまー、●●ちゃん、オシッコがはずむんじゃろう。
てーへんじゃがー(大変だ)、はよう行きなせえ」
孫「えっ・・・・・・・?!」
バリバリの岡山弁のおばあちゃんのやさしいことばが、
都会っ子の孫娘にはわからないという、
笑えるような笑えないような、そんなシチュエーションも想像されてしまう、
「はずむ」でした。