たくさんの平成最後、たくさんのありがとう。
■年賀状じまい
平成最後の年末。
明日が仕事納めという方も多いのではないでしょうか。
今年はこの「平成最後の~」というフレーズが最も多く使われた1年でした。
平成最後の正月、平成最後のGW、平成最後の夏休み、平成最後のクリスマス・・・
最も新しいところでは、平成最後の年賀状。
お墓を処分する「墓じまい」は聞いたことがありますが、
「年賀状じまい」は初めて耳にしました。
終活の一部として主に高齢者の方が、
「平成の終わりをもって年賀状のご挨拶を失礼させていただきます」
という葉書を親しい人たちに出すというもの。
高齢者ではない友人からこの年末、わが家にも初めて届き、
「へ~~、ここにも平成最後があるんだな~」と妙に関心しました。
年賀状離れが進む中、年賀状じまいは平成が終わっても続いていきそうです。
■一日でも長くお元気で
そして天皇陛下のお誕生日会見。
これが本当の平成最後でした。
高齢になり務めを果たしていけなくなることへの恐れから、
ご自身で引き際をお決めになった。
「ちょっともう、しんどいから代わってくれよ」
というレベルのお話ではない。
戦争の激戦地への訪問、国内被災地への訪問。
あのお歳で1年に何度も各地を飛び回るのは、
凡人の想像をはるかに超えてしんどいはず。
本当に頭が下がります。
現役の人もいますが、一般の人ならとっくに引退して孫の相手をしたり、
老人会の仲間とグラウンドゴルフしたり、
町内会の旅行で温泉に行ったりしている年齢です。
ファミリーで旅行に行ったりするのも、
護衛がついていたりしてままならない。
「次の日曜日、みんなでディズニーランド行こう!」
「わ~い!」
というのはありえない話。
一般人には当たり前にできることが、当たり前にできない。
共に歩んでくれた美智子皇后へのねぎらいの言葉をかける時、
声が上ずり、感極まったご様子でした。
夫であり父であり、一人の心やさしい人間であるという素顔。
何より、国民への感謝を口にされていたところに、
天皇であってもあくまで謙虚なお考えと、深い思いやりを感じました。
長年連れ添った夫婦は顔が似てくるといいますが、
お二人は雰囲気も表情も実によく似ていらっしゃいます。
いち民間人がおこがましいですが、
どうか一日でも長くお元気でいてほしい。
今は亡き両親と同世代、勝手ながらお二人に両親の姿を重ねています。
■できごと2018
大きな災害が多かった2018年。
岡山県も甚大な被害が出た西日本豪雨。
大阪北部地震、北海道地震。
夏は各地で猛暑が続き、埼玉県熊谷市で観測史上最高の41.1℃を記録したかと思えば、
大型台風が列島を縦断し、大きな被害が出ました。
そんな災害列島に明るい話題をもたらしてくれたのがスポーツ。
平昌冬季オリンピックではフィギュアスケートの羽生選手、スピードスケートの小平選手、
スノーボードの平野選手など、若い人たちの活躍に元気づけられました。
「そだねー」や「もぐもぐタイム」のカーリング女子は、
マイナーだったカーリングを一躍メジャースポーツに押し上げました。
悲願のベスト8を惜しくも果たせなかったサッカーワールドカップロシア大会では、
サポーターのゴミ拾いには、特大の「いいね!」をしたくなりました。
夏の高校野球では金足農業フィーバーがあり、
大坂ナオミ選手が日本人初のテニス4大大会を制覇。
将棋の藤井聡太七段が、16才で史上最年少の新人王に。
歌手の安室ちゃん引退もありました。
次々と起こる新しいことに気を取られ、
つい数ヶ月前の出来事すらどんどん過去へと追いやられていく中、
その時々に感じた感情は、できるだけ忘れないようにしたいなと思っています。
標高430mの岡山の宿。
高原の宿ロマンツェに宿泊いただき、ありがとうございました。
新しい1年が、災害の少ない年でありますように。
明るい話題が聞こえてくる年でありますように。
皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。
※新年は1月9日(水)より営業いたします。
■新年早々スタートダッシュで春休みやGWの予定を考える
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